Friday, May 30, 2008

手に取る

ふと、手に取った本が寺山修司の『家出のすすめ』で、久しぶりに読み返しています。

初めて読んだ時は、分かるような分からないような、とりあえず読んでおこうかなというくらいでしたが、今読んでみるとけっこう面白い。


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積極型「仕方なし」族、というのは、いわば「門番を雇ってしまったから門を作る」というタイプの人たちです。

つまり、つねに自分の方から状況の方に適応してゆく人たちです。こういう人たちにとっては、一つの信仰的倫理が、自分のあらゆる欲望を制御するのに役立つものです。アランの幸福論ではないが、「雨が降ったら結構なおしめりで」とおもい、「日が照ったら上天気」とおもうようにすれば、なるほど人生に不満はないでしょう。

しかし、不満のない人生など、闘いのない人生など、誰がいったい我慢できるものか。

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仕方ないって何なんだろう。
諦めるって何なんだろう。
流れって何なんだろう。

はてはてはてはて。
そんなことばかり最近考えていたからかしら、
今日、妙に納得した言葉。

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