Monday, August 15, 2005

キッチンストーリー

劇場で公開されていた時から、気になっていた北欧の映画です。

独身男性の台所での行動を観察する観察員と、男の話。
観察員は、プールの監視員の座るような背の高い椅子に座り、黙々と男の動きを観察する。
日常的な台所という場所に、奇妙に入り込んだ半透明な存在。
そこには言葉を交わしてはいけないという、ルールがあります。

いつしか、ルールは破られ、そこから友情が芽生える。
優しい温度の映画です。

人の為に便利さを追求し、結局人の為になっていないことって結構あるように思います。まわりを見たら、おかしなことだらけだったりします。
そこで、ちょっと立ち止まって、「あれ?何かがおかしいぞ?」と気づいた時、人は益々人になるのだと思います。
私は、人間らしい人間になりたいです。

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