目頭が熱くてさ・・・

非常に涙腺の弱い私ですが、最近もっぱら泣きそうになるのが歌っている時です。

高校時代の音楽部顧問だった先生の指揮で今歌っているのだけど、実はうちの合唱団密かに空中分裂疑惑があった微妙な合唱団でしたの。

先生の指揮で歌いたいねって集まったけれど、どこかよそよそしくて目指しているものが不透明。この合唱団ができた時、私は直感的になじめる気がしなくて距離をおいていたのだけど、先生や友達に声をかけてもらってまた一緒に歌い始めたのが一年前くらい（かな？）。

はじめは躊躇していたけど、せっかくやるって決めたから、どうにか盛り上げたくて、楽しみたくて。できるだけのことをやってきました。そして最近、ようやくとてもいい状態になってきました。

もちろんこの合唱団の変化は、私だけの力じゃなくて、根気よく私たちに付き合ってくれた先生のおかげでもあるし、大学で学んだ事を全力で投入してくれる友達のおかげでもある。（彼はやっぱり音楽をやりたくて、いろいろ回り道した末、今は芸大で歌の勉強をしています）

ムードメーカーになってくれる友達や、最近また歌いに戻ってきてくれた友達のおかげでもある。

いろんな人が、それぞれの力を出してくれて、やっと動きだしました。今までも歌う事は大好きだったけれど、全く違う心持で音楽がまた好きになって、音楽ってすごいなって思って、あー、もっと歌いたいって思えて、やっとそろったこのメンバーがとても愛しく思えて。

今日は合同ステージの最後の練習で、オルガニストの方やソリストの方、この曲をお手伝いしてくださる方々と一緒に歌ったのだけど、まずは大好きな先生の指揮で歌える事がうれしくて目頭が熱くなりました。ずっと一緒に歌ってきた友達の声を聞きながら歌えることもうれしくて、なんだかいろいろとちってはいたけど、なにやらすごいオルガニストさんの伴奏にも熱くなったし、とにかくとにかく、気持ちが高ぶりました。

ひゃあ・・・。しかしすごいですよ。
だって、一人一人全く違う人間たちが一つの曲をやろうっていうんだからね。お互いを殺しあって調和するんじゃなくて、引き出して調和する。これって、ものすごく高度なことだったりします。
瞬間の呼吸。音の感じ方。
とても繊細で大胆。
もっともっといろんな表現ができるようになるといいなあと思います。ちゃんと勉強して、楽譜読んで。
演劇をしているみたいだな。

ちょっと今日は（も？）変なテンション。
とりあえず言えることは、とても最近よいということです。

ではでは。