Thursday, April 12, 2007

メス

雌ではありません。メスです。

今日はお休みをいただいて、病院へ行きました。
ホクロみたいなものを取ってもらいました。

このホクロ、ずいぶん前から私の左足にあって、
かゆくてどんどん大きくなってたんです。
いまでは約1cmの大物となり、
かゆみも増してきたので思い切ってメスを入れてもらいました。

怖かった・・・。

小さな頃からケガが多くて、友達に私の武勇伝を話すと
「よく今まで生きてこられたね」と感心されるほどなので
ちょっと切って縫うくらいへっちゃらと思うかもしれません。
しかし、私としては手に汗握る手術でした。

問診をすっとばしていきなりベッドの上に寝かされ、
励ましの言葉一つないまま小さなライトをつけられ消毒。
「麻酔が痛いけどがまんしてね」と言われ、
しばらくしていざ、ホクロを取るよという前に、
「痛かったら言ってね」と言われる。

「それって、麻酔してても痛いことがあるってことですか?」と
心の中で質問をぶつける。

「ここ痛い?」ときっとメスが入っている時に言われ、
「ちくっとしました。」と答えると、
「あれ、まだ麻酔効いてないのかなあ」の返事。

「ちゃんと麻酔効いてからメスを入れてください」と心で叫ぶ。

ぎゅっと目をつぶりこらえてこらえてこらえる。

しばらくして先生の手が止まる。

「取れたんですか?」とたずねると、「うん。あとは縫うだけ。」との返事。

ものすごくほっとする。
助手の先生が絆創膏が入っていると思われる袋を用意して待っている。
縫い終わったらその絆創膏をはるんだなと私は勝手に解釈する。
「あともう少し、あともう少し。」

すると先生の口から、
「ちっ」という舌打ちが聞こえた。
「!? 何か問題でも?」
とりあえず聞かなかったことにして助手の先生が絆創膏をはってくれるのを期待する。
すると、助手。「先生、○○番にしますか?××番にしますか?」
先生。「○○番でいいよ。」
私はてっきり絆創膏の大きさかと思いました。
そしたら絆創膏と思われていた袋から出てきたのは糸でした。

先生はもう取れたって言ってたのに、まだ取れていなかったってことでしょうか。
あと少しと思ってがんばって恐怖をこらえていたのに!!
これから私の皮膚の中に針と糸が入るかと思ったら
またさらに恐ろしくなってしまいました。

なんだか、どっと疲れてしまいました。
あまりの恐怖に頭がくらくらして若干気持ち悪い。
帰りは自転車に乗る元気などなく、とぼとぼと自転車を押して帰ってきました。
気分転換にいつもと違う道を歩きました。
お花がたくさん咲いていました。

PAP_0691

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