Tuesday, May 24, 2005

眉間のしわを消す方法

こんばんは。今日は、マミちゃんと眉間のしわについて話をしました。
マミちゃん、寄ってしまうんです、しわが。眉間にね。
で、マミちゃんは今日、眉間にしわを寄せたら目を大きく見開くことにしたそうです。
実際にやってもらったら・・・。放送禁止ですね。おもしろすぎて。
目と眉とおでこがマミちゃん以外の何かになってました。ちょっとこわい。

私の案はですね、眉間にしわが寄ったとき、笑ってみるというもの。
口が横に開けば自然と眉間も開くと思ったんですけど、失敗。
猪木になっちゃいました。
やったね、マミちゃん。一発芸ゲット。

え~っと。まじめな話も一つ。
今日はですね、三輪様好きの寿司子ちゃんから借りていた藤沢周の「スミス海感傷」を読み終えました。短編集です。私は、この本の1ページ目からやられました。
映像が頭のなかでものすごいリアリティーを持って映し出されていくんです。
小説家ってすごいんだと始めて思いました。言葉ってすごい。
あとがきに、藤沢周が語った、彼自身の言葉についてこんな文が載っていました。

「自分の言葉が他人とは違うのかな、と考えるときがある。何か事物が風景を捉えるときの仕方というか、知覚の仕方が違うんじゃないかと思ったりするんです。視覚や聴覚、臭覚とか触覚が一旦、どこか言葉になる以前に統合されてしまう。視たらそれは視覚なんだけど、そこに触覚や聴覚、臭覚などがあっちこっちから入ってきてしまうんです。視覚にうったえてきたものを再生するときにノイズがいっぱい入ってきてしまう」

なるほど。まさにそうなんだろう、と思わせる作品でした。とくに「スミス海感傷」は。
いつもいつもいろんなものに過敏すぎることは大変だけれど、せっかく生きているのだから、五感で感じるものはなるべく記憶として残して、失いたくないなと思うのです。
怠け者ですから、すぐにぐうたら鈍感に生きてしまいがちなんですけどね。
心を揺らすことを忘れそうになった時のバイブルになりそうです。

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