ただいま!
富士山から無事生還しました!
これでもかってくらい仕事中も気象庁のHPを見て、今年も台風でご来光が見られないんじゃないかと心配していたけれど、照る照る坊主が功を奏したのでしょうか、本当にきれいな朝日を見ることができました。
照る照る坊主は髪の毛にリボンも付けたかわい子ちゃんだけど、頭が重くて下を向いてしまう欠点があっただけに、作ったもののちょっと心配だったんです。でも、よかった!
去年は台風の影響をもろに受けて、雨、風、雷、そして凍えるほどの寒さで本当につらい登山でした。
これ↓
http://minomushi.blogspot.com/2005/08/mt-fuji.html
もう二度と登りたくないとも思ったけれど、星空の中を歩けなかったことと、ご来光を拝む事ができなかったことが悔しくて、やっぱり今年も前職の先輩おまてーさんと一緒に登ったわけです。
今年も同じツアー会社にお願いして、朝7:30に新宿集合、13時くらいから登り始め18時に山小屋到着。ハンバーグを食べて(このツアーの決め手は夕食がハンバーグということ!)22:30まで仮眠。23時に山小屋出発で頂上を目指し、ご来光を見たら昼前くらいに5合目に戻ってくるというもの。
このツアーは初心者向けで、ゆっくりゆっくり山頂を目指すものです。そのほうが高山病になりにくいし、添乗員さんとは別に登山専任のガイドさんも一緒だからさらに安心です。去年の過酷な登山も、山頂までちゃんと登れたのはこのツアーだったからかなとも思うんです。
添乗員さんは去年と違って女性の方だとは聞いていたのですが、もしかしたら今年も登山ガイドはW辺さん(私たちは地獄耳のW辺さんと呼んでいます。距離的に思わぬ所からでも相槌をうってくれるからね。何度「え?聞こえてたの?」と思ったことでしょう。)かしら?なんて話していたら、バスに去年添乗員さんだったO田さんが乗り込んできたのでびっくり。
今年は登山ガイドとして一緒に登るとのこと。
それで、W辺さんはというと5合目でお昼ご飯を食べていたらいました!地獄耳のW辺さんが!!小走りに走っていました。私たちは3号車でW辺さんは2号車とのこと。一年ぶりに富士山で再会です。
楽しかった~。今年はO田さんともたくさんお話をしました。それと、3号車には外国からのツアー客も乗っていたので久しぶりに英語を使いました。
アジアで英語を教えたり、アメリカの大学に戻って学生になったりを繰り返しているというアメリカ人のスチュワートさんと、コンピューター関係の仕事をしているオランダ人のレイモンドさんと友達になりましたよ。
レイモンドさんはガールフレンドと一緒だったけど、スチュワートさんは一人だったせいか、振り向けばスチュワートと言うくらいいつも一緒。久しぶりにたくさん英語に触れて、「あ~、もっと勉強しておけばよかった・・・」と思うのでした。
去年はあまり話す機会がなかったO田さん、シーズン中は添乗員や登山ガイドとして富士山に登る(登山ガイドの時は下山したその日にまた次のツアー客を連れて登るそうです。しかも三回連続とかで!)のですが普段は犬用のハーブを育てているそうです。それと副業としてデザイナーをしているらしく実は私と似たような職種でびっくりしました。しかも、大のサッカーファンでサッカーの追っかけをして南米に2年住んでいたらしく、スペイン語ペラペラ。ルームメイトのマーティンも南米大好きですから、「マーティンよ、すぐに富士山へ来なさいな。」と心で叫びました。
去年は厳しい富士山と必死に向き合う山登りだったけれど、今年は外国の方以外のツアー客の方たちともお話することが多くて人とのつながりが深い山登りになりました。楽しかった!
天気も途中小雨が降ったり強風にあおられたりしたけれど問題なく、星空の中を歩く事ができました。手を伸ばせば届きそうなほどの星たち。天の川に流れ星、念願だったご来光も見ることができました。ただ、人が多すぎて日の出の時刻に山頂までたどり着く事ができなくて9合目からだったけれど、刻一刻と変化する空が本当に本当にきれいでした。
日は昇り、そしてまた落ちる。地上と違って空の上は夢みたいにただ単純なことが静寂の中に美しく繰り返されていました。
↓写真はこちら。コピ&ペーストでピョコンと飛んじゃって。
http://www.flickr.com/photos/20228588@N00/sets/72157594243843969/show/